ウエディング用語辞典

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スタイル (16) 入手方法 (15) シルエット (18) スカートデザイン (14) ネックライン (14) 
スリーブライン (12) 素材 (19) レース (10) 小物 (15) ヘッドドレス (11) 装飾技法 (17)

ウエディングドレス

シルエット

シンメトリー

左右対称な形状のドレスをシンメトリードレスという。ダイナミックな美しさがあり、ソフトな優美な印象。シンメトリー(symmetry)とは、左右対称な形のこと。左右対称で安定感のあるデザイン。左右非対称な形をアシンメトリーという。

アシンメトリー

アシンメトリー(asymmetry)は、左右非対称、不均衡という意味。左右対称をシンメトリーといい、その反対。右袖があって左袖はないなど、左右によって形状が違うドレスのこと。左右対称でなくても全体にバランスがとれているデザインで、ダイナミックな美しさがあり、ソフトな優美さも兼ね備えている。片方だけに肩紐があるワンショルダーのドレスや、スカートの切り替えが斜めのドレス、レースなどの装飾が片側のみに付いているドレスなどがある。

Aライン

アルファベットのAのように上部が小さく、ウエスト部分から裾に向けて直線的にスカートが広がるデザインのドレス。ウエストに切り替えがなく縦のラインが強調されるので、背を高く見せる効果がある。特にウエスト位置が高いため足が長く見える。着る人の体型をあまり選ばなく、中でも全体的にぽっちゃりした方に適している。シルクサテンなどのハリのある素材を選ぶと上半身もスッキリ見える。シンプルで洗練された印象が人気で、着こなし次第で可憐にもシックにもなる。ラインがシンプルなので、豪華すぎなければどんなブーケでも似合う。1955年春夏パリ・コレクションにてクリスチャン・ディオールが発表したドレスライン。

プリンセスライン

プリンセスライン(princess line)とは、上半身はウエストまでフィットし、腰から下のスカート部分はギャザーやフレアーでふんわりと広がったスタイルのドレスのこと。パニエの量でスカートのボリュームを調整する。ウエストラインを細く見せる効果があり、体型を選ばず誰にでも似合うライン。

プリンセスラインの由来は、英国国王エドワード7世妃のアレクサンドラがプリンセス時代に好んで着用していたことから名前がついた。その名の通り優雅で愛らしく上品なラインの正統派ドレス。ブーケはキャスケードやクレセントなど、ゴージャスでエレガントな印象で流れるラインのブーケが似合う。

マーメイドライン

マーメイドライン(mermaid line)とは、上半身から腰、膝のあたりまでぴったりと体にフィットし、膝下からギャザーやフレアを入れて裾が広がっているデザインのドレスのこと。マーメイドとは人魚の意味で、裾を尾ひれに見立て、ドレスラインが人魚のように見えることが名前の由来。フランス語で「魚のライン」という意味のリーニュポワソン(ligne poisson)と同義。

ボディコンシャスなシルエットは、女性ならではの柔らかく美しいラインを引き出し、エレガントで大人っぽい雰囲気を演出できる。また、歩く姿を美しく見せる効果もある。背が高くグラマラスな方が身に着けると映えるドレスライン。ブーケは流れのある形状のキャスケードやクレッセントが似合う。シンプルな雰囲気にしたいならば縦に長い形状のクラッチを選ぶと良い。

ストレートライン

全体的に直線的なシルエットの総称。バストやウエスト、ヒップを強調しない全体的にほっそりとしたライン。上品で優雅な雰囲気で、フォーマルでアダルトなイメージのライン。ボックス・ラインやHライン、レクタンギュラー・ライン(長方形ライン)などがある。

スレンダーライン

スレンダーライン(slender line)とは、全体のシルエットが細くストレートで、ボディラインに沿った縦長のデザイン。スレンダーは「細い」の意味。別名ペンシルラインともいう。スレンダーラインは、縦のラインが強調され、大人っぽい雰囲気で、モダン、ナチュラルなイメージのデザイン。

一般的にスレンダーラインは、背の高くスリムな人に似合い、その美しさを引き立たせるシルエットです。しかし小柄な方でもアレンジ次第で似合うドレスになる。シンプルなドレスなので、ロングベールやトレーンで華やかなアレンジも映える。ブーケはシンプルでナチュラルな印象のクラッチブーケなどが合う。細いラインは動きをあまり制限されないため、あまり広くない会場や、レストランウエディングやカジュアルなパーティなどの花嫁がよく動くウエディングに適している。

ソフトスレンダー

ソフトスレンダーとは、ジョーゼットなどの柔らかい素材を使ったスレンダーライン。スレンダーよりももう少し広がりが生まれ、身体の線がはっきり出にくくなるため、ぽっちゃりした体型の人や妊婦でも大丈夫なデザイン。縦のラインを強調するスレンダーラインは細身に見せる効果がある。ソフトスレンダーは、大人っぽい雰囲気の女性に似合う。柔らかくゆとりがあるため、動きやすさと同時にフェミニンな雰囲気も演出できる。

ベルライン

ベルライン(bell line)とは、スカートのシルエットが釣鐘のような形状になっているウエディングドレスのこと。スカート部分にギャザーをたっぷり寄せて、ウエストは細く絞り、腰周りを膨らませて、裾までまっすぐ落ちていくライン。裾のボリュームはプリンセスラインより少なめ。お姫様のような可憐で可愛いイメージのライン。大きな会場にも映えるシルエット。おめでた婚の方にも適している。

Hライン

1954年の秋冬のコレクションでクリスチャン・ディオールが発表したシルエット。アルファベットのHの字に似た形をしており、肩幅が狭く、バストやウェスト、ヒップを強調しない全体的にほっそりとしたストレートなライン。Hの字の横線は、ベルトや切り替えによって表現された。バストもヒップもフラットで、ウエストもルーズなのが特徴。世界的に大流行し、60年代の基本的なラインとなった。ストレートラインの一つ。

アンピールライン

バストの下すぐにスカートと身頃の切り替えがあり、裾に向かってゆるやかに広がっているスカートがシンプルなラインのドレス。ハイウエスト切り替えのため、流れるようなシルエットが細く長く見えるので、小柄な方に適している。また、バスト下はボリュームは少ないがシルエットがはっきりでないので、ボディラインを気にする方にオススメ。マタニティウエディングにも着用できる。

エンパイアライン

直線的なシルエットでクラシックなラインのドレス。ハイウエストが特徴。バストのすぐ下で切り替えているものをエンパイアウエストと呼ぶ。キャミソールなどにもよく見られるデザインです。ウエディングシーンでは、マタニティドレスにピッタリのライン。

ナポレオン第一帝政(1804〜1814)の頃に流行したクラシックスタイルをエンパイアスタイルと呼ぶ。高めにとったハイウエストの直線的なシルエットは、古代ギリシャの服装をモチーフにした一種のリバイバルモードとされる。エンパイアとは「帝国、皇帝の統治」という意味で、フランス語では同じつづりでアンピールと発声する。

オーバルライン

オーバル(oval)とは楕円形の意味。オーバルライン(oval line)とは、楕円形や卵形に丸く膨らんだシルエットのドレスのことを指す。クリスチャン・ディオールが1951年に発表したスタイル。エッグシェルラインやバルーンラインとも呼ばれる。

チューリップライン

チューリップライン(tulip line)とは、なだらかな肩のライン、ふっくらした胸元、ウエストを絞った形がチューリップの花のようなシルエットのドレスのこと。可愛らしさを表現できるシルエット。チューリップラインは、1953年春夏のコレクションでクリスチャン・ディオールが発表したシルエット。チューリップを逆さにしたようなラインであり、タイトなスカートを茎に見立ててチューリップラインと名付けられた。

ロングトルソー

ロングトルソー(long torso)とは、ローウエストで胴長のシルエット。身頃が身体に沿って腰丈まで長めに伸びており、胴を長くスレンダーに見せて、そこに美しさを出そうとするデザイン。

トルソーとは、イタリア語で「人体の胴部」のことで、下を向いたときに出っ張る首の付け根にある第七頚椎骨から、腰骨の辺りまでを指す。他に、頭や手足の無い胴部のみの彫像、未完成品という意味もある。トルソーは服飾においては、衣服の胴の部分を指す。また胴体のみのマネキンもトルソーと呼ばれている。

トルソーラインと言えば、胴部分のシルエットを指す。上半身に沿ってフィットしたラインのオーバーブラウスをトルソーブラウスと呼ぶ。

ビスチェドレス

ビスチェとは、ストラップ(肩紐)のない、丈がウエストまであるロングライン形のブラジャーのこと。ビスチェは、フランス語で"Bustier"と書き、ストラップ(肩紐)のない丈の短い下着を意味する。元々はインナーであったものがアウター化したもの。インナーの中でも、装飾的でセクシーなブラジャーである。ワイヤーを使用し胸の形を整えて、上半身のシルエットを強調する、体にフィットしたデザインのものが多い。現在ではストラップのないキャミソールもビスチェと呼ぶようになっている。

肩紐がなく、首から指先まで素肌を露出するビスチェは、アームラインを長く細く見せる効果がある。また、デコルテ(首から胸元にかけての空き)が広いため、バストを強調し、アクセサリーが映えて見える。ビスチェドレスはビスチェとスカートを組み合わせたドレスの総称。本来は肌を見せない方が良いとされるウエディングドレスだが、最近はビスチェドレスも人気がある。ビスチェに上着がセットになっていて、2WAYドレスとして着こなせるものもある。

リーニュポワソン

リーニュポワソン(ligne poisson)とは、フランス語で「魚のライン」の意味。英語のマーメイドライン(mermaid line)と同義。上半身から腰、膝のあたりまでぴったりと体にフィットし、膝下からギャザーやフレアを入れて裾が広がっているデザインのドレスのこと。裾を尾ひれに見立て、ドレスラインが魚のように見えることが名前の由来。

ボディコンシャスなシルエットは、女性ならではの柔らかく美しいラインを引き出し、エレガントで大人っぽい雰囲気を演出できる。また、歩く姿を美しく見せる効果もある。背が高くグラマラスな方が身に着けると映えるドレスライン。ブーケは流れのある形状のキャスケードやクレッセントが似合う。シンプルな雰囲気にしたいならば縦に長い形状のクラッチを選ぶと良い。

ローウエスト

ローウエスト(low-waist)とは、ローウエストライン(low-waistline)の略語。ウエストラインとは胴回りで一番細い部分のことを指し、ローウエストは人体のウエストよりも、洋服のウエストラインが低い位置で取られているデザイン、およびその部分を意味する。また、上衣とスカートの切り替え線がウエストよりも低いものもローウエストと呼ぶことがある。ローウエストはロングトルソー(long torso)やヒップハング(hip hang)などと同じように腰の上辺りの位置。ローウエストの反対語はハイウエスト。

ローウエストのファッションで印象的なものは、1920年代に流行したファッション、ギャルソンヌルック(garconne look)は、フランス語のギャルソン(男の子)を女性形にした新語で、胸の平らなほっそりした直線的なシルエットのボーイッシュスタイル、アール・デコ・ファッション(art deco)は、直線や幾何学的な図表で構成された装飾芸術と結びついたモダンスタイルの平面的なドレス。60〜70年代には、スカートやパンツを腰骨に引っ掛けるようにして腰周りで履く、ヒップハガースカート(hiphugger skirt)やヒップボーンパンツ(hip bone pants)などが流行した。最近また、この60〜70年代のファッションが流行している。

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スタイル (16) 入手方法 (15) シルエット (18) スカートデザイン (14) ネックライン (14) 
スリーブライン (12) 素材 (19) レース (10) 小物 (15) ヘッドドレス (11) 装飾技法 (17)

【出典:ウエディング用語辞典
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