ウエディング用語辞典

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ジュエリー

鑑定

4C

4C(よんしー)とは、ダイヤモンドの品質を評価する基準のこと。ダイヤモンドのグレードを表す代表的な4つの基準、CARAT(カラット:重量)、CUT(カット:形状、研磨など仕上がり)、 COLOR(カラー:色) 、CLARITY(クラリティー:不純物の含有度・透明度)の頭文字にいずれも「C」が付くことから、これらを取って「4C」と呼ぶ。58面体のラウンド・ブリリアントカットのダイヤモンドのみが対象で、その他のカットは対象外。

「4C」は世界的な鑑定基準があり「4C」が一致した商品は必ず同等品です。日本ではGIA(米国宝石学会)基準をベースとしたAGL(宝石鑑別団体協議会)基準で厳正に鑑定されている。具体的には、CGL(中央宝石研究所)、GAAJ(全国宝石学協会)、AGTジェム・ラボラトリー(GIA-JAPAN)、DGL(ダイヤモンド・グレーディング・ラボラトリー)、GTC(日本ジェム・テスティング・センター)などが、ダイヤモンドルースの鑑定機関として市場での信頼性が高く、良く使われている。

カラット(4C)

カラット(carat)とは宝石の重さを表す単位のこと。重量単位はctで1ct=0.2g。ダイヤモンドの品質を規格化した[[4C]]のひとつに含まれる。ダイヤモンドのブリリアントカットの場合、1ctで直径約6.5mm、0.5ct=約5.2mm、0.3ct=約4.3mmの大きさとなる。婚約指輪なら0.3〜0.5カラットくらいが一般的。少なくとも1/100 までの精度(小数点以下2桁以上)で表すため、カラット数は少なくとも下3桁まで計る。下3桁は四捨五入でなく八捨九入する。

カラットの語源は、昔インドで計量に、どれも重さがほぼ均一で1粒が約 0.2g の黒色のいなご豆 (通称カロブ Carob, 学名 Ceratonia Siliqua)が分銅として使われていた。ギリシヤ語でこの豆をキャラテイオン(keration)と言い、いなご豆1個=1カラットとなったと言われている。

古いカラットの単位は各国で異なっていたため、1906 年に the Congress of Measuresand Weightsに於いてカラットをメートル法に組み入れることになり、以降、順次各国で1ct = 0.2g とするメートル・カラットが採用され、今日に至っている。

カット(4C)

ダイヤモンドの形状や仕上げの状態を表す基準。ダイヤモンドの品質を規格化した4Cのひとつで、輝きを左右するカットの形や研磨状態のグレードを評価する。ダイヤモンドの四つの品質基準のうちカットだけがその評価について国際的な表示方法などの統一がとれていない。日本での評価基準はエクセレント・ベリーグッド・グッド・フェア・プアの五段階。ラウンド・ブリリアントカットと呼ばれる円形のスタイルとファンシーカットに大別され、ファンシーカットはさらに細かく分類されている。なお、カットのグレード評価はラウンド・ブリリアントカットのみで、他の形のダイヤでは評価しない。

カットはプロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ=シンメトリー(対称性)とポリッシュ(研磨状態))を基に総合的に決定される。ダイヤモンドの輝きはカットの優劣次第だが、色の分散によるところも大きく、石の大きさに応じて面の数を増やす必要がある。どの面もその長さが0.5mm以上 3mm 以下でなければ適度な光の分散と輝きは得られないと言われている。

カラー(4C)

ダイヤモンドの色味のこと。ダイヤモンドの品質を規格化した4Cのひとつ。最高ランクは無色のD。EFG・・・とランクが下がることに黄色みを帯び、Zまで23段階に分けられている。色は「マスターストーン」と比較して評価され、「国際カラー等級表」にしたがって等級が付けられる。

ダイヤモンドは純粋な炭素(C)の塊だが、窒素(N)を不純物として含むものが多く、その含有量により黄色味を帯びる。ABCを使わないのは、D以上のものの産出の可能性を残しているからだとも言われている。不純物の種類によりピンク、ブルー、パープル、グリーン、オレンジ等のファンシーカラーダイヤモンドも存在する。日本では無色として分類されているDからFまでが、エンゲージにふさわしいとされており、指輪の台がプラチナの場合は、H(ほとんど無色)までが無難。

クラリティ(4C)

クラリティ(clarity)とは、ダイヤモンドの品質を評価する4Cのひとつで、ダイヤモンドの透明度を示す。ダイヤモンドは内包物(インクルージョン)を含んでおり、磨かれたダイヤモンドを専門家が10倍のルーペで拡大し検査する。インクルージョン(包有物)の数、大きさ、位置、明るさ、性質、色、どの面から見えるかなどを総合的に判断してクラリティの評価が行われ、等級が決まる。評価はフローレス(FL)を最高に肉眼でインクルージョンが見えるI3まで、高いものからFL、IF、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3と11段階で評価される。エンゲージリングには主にVVSやVSクラスまでのダイヤモンドが使用される。

鑑定/鑑定書

鑑定とは、鑑定機関の宝石鑑定士が4Cを基準としてダイヤモンドの品質を評価し、等級づけをすること。それを証明した品質保証書を鑑定書という。鑑定書のことをグレーティングレポートとも呼ぶ。通常「ソーティング」と呼ばれる業者間取引用の鑑定書を最初に出す。ソーティングはサイズもコンパクトで、袋になっていて中にダイヤモンドを入れる。小売店に卸された時、もしくは一般に販売された時に、再度鑑定機関に持ち込み、正式な鑑定書を発行して貰う。

消費者向けの鑑定書は、ハードカバーでサイズも大きなものになり 、ダイヤモンドの写真が貼られている。4Cの詳細や他の鑑定結果が記されている。ハート&キューピッドが出ているダイヤモンドには通常、プロポーションレポート(サブレポート)という、ダイヤモンドに特殊な証明を当てて撮影した写真付のレポートが付く。

鑑定機関

ダイヤモンドの鑑定機関は日本国内では、AGL(宝石鑑別団体協議会)に加盟する鑑定機関(業界用語でA鑑と言う)が特に信頼性が高く、GIA(米国宝石学会)基準をベースとしたAGL基準で厳正に鑑定されている。具体的には、CGL(中央宝石研究所)、GAAJ(全国宝石学協会)、DGL(ダイヤモンド・グレーディング・ラボラトリー)、GTC(日本ジェム・テスティング・センター)、などが、AGL基準のダイヤモンドルースの鑑定機関として市場での信頼性が高く、良く使われている。ただし、鑑定機関により評価基準が微妙に異なるため、同じダイヤでも結果が異なる場合もある。

GIA-JAPAN(AGTジェム・ラボラトリー)だけは、AGL基準ではなく、GIA(米国宝石学会)基準でグレーディングを行っており、その厳格さで定評がある。AGTのカット表示はGIAクラス別ガイドラインに準ずるクラスの表記と、AGT独自基準の日本国内通称表記(EX,VG,Good,Fair)でGIA基準での表記とは異なる。

グレーディングレポート

グレーディングレポート(grading report)とは、ダイヤモンドの品質を評価した鑑定書のこと。カット・カラット・カラー・クラリティの4Cの評価に加えて、蛍光性(fluorescence)や寸法(ガードル径や厚さなど)などの特徴を具体的に表記している。カットの評価も、プロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ)の総合評価が記載されており。フィニッシュは対象性(シンメトリー)と研磨状態(ポリッシュ)を表示している。クラリティーでは、内包物(インクルージョン)の位置を図示(PLOT)している鑑定書もある。

各鑑定機関によりグレーディングレポートの形式が異なる。日本におけるグレーディングは、カラーとクラリティのグレードがGIA基準、カットの総合評価はAGL(宝石鑑別団体協議会)基準が一般的。

ソーティング

ソーティング(sorting)とは、鑑定機関の発行するダイヤモンドの簡易鑑定書のこと。正式な鑑定書のような冊子にはなっておらず、サイズもコンパクトで、小袋にソーティングシートとダイヤモンドルースが入っている。ダイヤモンドの4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)と蛍光性、ダイヤモンドのサイズ(最小径・最大径・高さ)が明記されている。鑑定書と異なり、カットグレード詳細の記述(テーブル・パビリオン部の比率、キューレットサイズ等)は記載されていない。

ソーティングは、主に業者間取引において使用されている。通常、ダイヤモンドの鑑定結果は、ソーティングを最初に出し、鑑定書は発行しない。なぜならば、取引時に鑑定書も付随するとかさばるし、鑑定書が痛んでしまうため。鑑定書はダイヤモンドルースが小売店に卸された後、顧客へ販売されてから発行されることが多い。

エクセレント

エクセレント(Excellent)は、ダイヤモンドのカットの評価で、もっとも優れたクラス。日本においてカットはエクセレント・ベリーグッド・グッド・フェア・プアの五段階に分類される。実はエクセレントクラスは「宝石鑑別団体協議会」が設けた日本のみのグレードで、世界的には存在しないグレード。さらにエクセレント以上のカットとしてH&C(ハート&キューピットエクセレント)と、3 Excellent(トリプルエクセレント)、その上のH&C 3E(ハート&キュ−ピット トリプルEX)などを設定している場合もある。

カットはプロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ=シンメトリー(対称性)とポリッシュ(研磨状態))を基に総合的に決定される。ダイヤモンドは光が内部で屈折して美しい輝きを放つので、カットがとても重要な要素である。

インクルージョン

インクルージョン(inclusion)とは、宝石内部に含まれる内包物・含有物(不純物や気泡)のこと。インクルージョンには気体、液体、固体(他の鉱物)などがあり、混在して入っているものある。 インクルージョンが少ないほど価値があり、高価。ダイヤモンドのクラリティ(透明度)は、ダイヤモンドの内部のインクルージョンと外側のキズや欠けの位置や大きさ、数、性質の評価で、いかに目立つかでランクが決定される。

蛍光性

蛍光性(fluorescence)とは、ダイヤモンドが長波紫外線に対して発光することをいう。蛍光はほとんどは青色に発光するが、黄色、橙色、赤色等に発光するものも稀にある。ダイヤモンド全体の約65%には蛍光性はない。GIA(アメリカ宝石学会)では、N(蛍光性なし)から、F/FB、SL、S、EF(極端に強い蛍光性)までのランク分けをしている。蛍光性が強いと紫外線を含む太陽光の元では曇って白っぽく見えるため、クラリティ(透明度)に影響を及ぼす。しかし、カラーのグレードの低いイエローダイヤモンドの場合は、そのブルーがイエローを打ち消してくれて、見た目が逆に良くなることもある。

シンメトリー

シンメトリー(symmetry)とは、ダイヤモンドの4Cの一つのカットを決める仕上げ(フィニッシュ)の評価のひとつで対称性のこと。シンメトリーとは左右対称な形の意味。各研磨面の対称性の高度(8回対称)により、輝きを各部分からの輝きを均等に引き出すことができる。

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【出典:ウエディング用語辞典
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