ウエディング用語辞典

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男性衣裳

小物

カマーバンド

カマーバンド(cummerbund)とは、タキシードのズボンのウェストに巻く、幅広のピッタリとしたサッシュ(腹帯)ベルトのこと。タキシードの正式な着こなし方は、黒タキシード+立襟のシャツ+黒の蝶ネクタイ&カマーバンドの組合わせで、必ずサスペンダーを用いる。カマーベルトともいう。

カマーバンドは、タキシードのラベル(ジャケットの襟部分)に用いられる拝絹と共地で作られ、襞(ひだ)が付いている。襞の数は特に決まっていないが、一般的に3列に切られている。カマーバンドの襞は必ず上を向くように巻くのが正式。かつてはこの襞の間に小さな隠しポケットがあり、オペラの切符などを入れていた。

カマーバンドのカマーは、ウルドゥ語で腰を意味する"kammer"が語源という説がある。隊商達が財産を持ち歩くための「胴巻」から、東欧・中近東・インドの儀式用民族衣装の飾り帯「サッシュベルト」が派生した。1893年の夏、イギリスの統治下のインドで、当時の英国インド植民地軍の若い将校が、ディナージャケット(タキシード)のベストの代用品として、二重巻きにして脇をリボンで止めた、黒絹の幅広サッシュ(軍人が肩から腰に掛ける肩帯)を着けたのがカマーバンドの始まりといわれている。当初は盛夏用だったが、1920年代にタキシードが夜の礼装「ブラックタイ」として、国際的に認知されると際に、黒のカマーバンドが正式に組合わされた。

カマーベスト

カマーベスト(cummervest)は、カマーバンド(cummerbund)の一種。タキシード専用で、ベストの上半分をカットしたような形状の、前ボタン留めのカマーバンド。

サスペンダー

サスペンダー(suspender)は、ズボンやスカートを留めるために用いる、肩から吊り下げる紐やバンドのこと。収縮性のある素材で作られることが多く、ベルトの先端にあるクリップ式の金具やボタンで固定する。前は2ヶ所で留めるが、後ろの形は2ヶ所で留めるX型と、センター1ヶ所で留めるY型がある。複数形のサスペンダーズ(suspenders)が正しい表現。

男性フォーマル用のズボンにはベルトを用いないため、ベルトループが付いておらず、サスペンダーを使用する。特にカマーバンドを用いる時は、必ずサスペンダーを着用する。礼装用には、白・黒・白黒の縞柄のサスペンダーが主に用いられる。

サスペンダーは、アメリカ英語で、イギリス英語ではブレーセス(braces)といい、サスペンダーはストッキング用のガーターベルトを意味する。

ブレーセス

ブレーセス(braces)は、ズボンやスカートを留めるために用いる、肩から吊り下げる紐やバンドのこと。ブレーセスはイギリス英語で、アメリカではサスペンダー(suspender)という。

ポケットチーフ

ポケットチーフ(pocketchief)とは、上着の胸ポケットに入れる装飾用ハンカチーフのこと。正礼装のテイルコート(燕尾服)・タキシード・モーニングの場合は、白色の麻か木綿のチーフを、スリーピークに折って用いる。準礼装には麻、綿、絹の素材のものを用いて、チーフの色はカップルの女性のドレスの色に合わせるのが一般的。

ポケットチーフの折り方・挿し方には、ツーピーク、スリーピーク、トライアングラー、TVフォールド(スクエアフォールド)、パッフドスタイル(アイビーフォールド)、クラッシュドスタイル(ペタルトリートメント)などがある。

スリーピーク

スリーピーク(three peak)とは、ポケットチーフの飾り方の一種で、三角形の山を三つ折り出し、その三つの角をずらして見せる挿し方。主に正礼装のテイルコート(燕尾服)・タキシード・モーニングの際に、白色の麻か木綿のチーフで用いられる、最もフォーマルでクラシックなスタイル。

スリーピークの折り方は、まずチーフを三角に三回続けて折る。角が三つ重なったところを頂上として、互いの山を少しずつずらして、三つの山が見えるようにする。三つの山の下の角を後ろに折り返して、ポケットに差し込む。

ポケットチーフの折り方・挿し方には、ツーピーク、スリーピーク、トライアングラー、TVフォールド(スクエアフォールド)、パッフドスタイル(アイビーフォールド)、クラッシュドスタイル(ペタルトリートメント)などがある。

ドレスグローブ

ドレスグローブ(dress glove)とは、礼装用手袋の総称。テイルコート(燕尾服)なら白、タキシードなら黒、モーニングコートならグレイと、通常ベストと同色のものを用いる。素材はキッド(仔山羊)、ディアスキン(鹿革)、ドースキン(雌鹿)、バックスキン(雄鹿)、シャモワ(カモシカ)などから、絹織地のものが用いられる。

スティックピン

スティックピン(stick pin)は、ネクタイ留めの一種で、長い針状のタイピン。頭部には宝石やパールなどの装飾が施され、もう一方の端は尖っていてネクタイに刺して留める。主に礼装用としてアスコットタイやクロスタイなどのネクタイを留めるために用いられる。

ブートニア

ブートニア(boutonniere)とは、新郎の左胸に飾る花のこと。ブートニアとはフランス語で「ボタンホール(襟穴)」の意味。本来、ブートニアは上着の左胸のボタンホールに差すが、コサージュとして左衿に留めるようになっていることが多い。通常、ブートニアは新婦が持つブーケと同じ花材でコーディネートする。ブートニアはブーケ代とセットになっていることが多い。

その昔、ヨーロッパで、男性が女性にプロポーズする際に、野の花を摘んで花束を作り、渡したことがブーケの由来。花束を贈られた女性は、結婚を受諾する返事として、花束から一輪の花を抜き、男性の胸に挿した。これがブートニアの由来。よって、ブーケとブートニアは同じ花材で作るものとなる。

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【出典:ウエディング用語辞典
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