「世界一太った男」、230キロ減量に成功して結婚-メキシコ

2007年のギネス世界記録で「世界一体重が重い男性」に認定された、メキシコ・モンテレイ在住のマヌエル・ウリベ(Manuel Uribe)さん(43)が26日、故人である友人の妻だったクラウディア・ソリス(Claudia Solis)さん(38)と結婚式を挙げた。

マヌエル・ウリベさんは、米国でコンピューターの修理工として働いていた1990年代に、ピザやハンバーガーを暴食。帰国してからも脂肪分の多いタコスなどを食べ続け、06年の時点で体重561キロあり、2007年のギネスに世界一と認定された。しかし、その重さゆえに自力で歩くことができないため、数年間にわたってベッド生活を余儀なくされ、何度も自殺を考えたという。

新婦のクラウディアさんとの出会いは、4年前、クラウディアさんの夫でウリベさんの友人だった男性が死亡した際に知り合った。この友人も体重が250キロもあったという。

マヌエル・ウリベさんは、最も重かった時は590キロあったが、今年に入ってクラウディア・ソリスさんの助けを借りながら、医師の指導により、高たんぱく質で低炭水化物の食事療法を行い、230キロのダイエットに成功。

しかし、依然として自力での歩行は困難で、特注ベッドごとクレーンでトラックに載せられて、パトカー2台が先導につき、自宅から30分ほどの場所にある仮設の結婚式場に移動。ベッドはこの日のために天蓋や花、金の縁取りをしたリボンで飾られ、マヌエル・ウリベさんは、白いシルクのシャツを着て登場した。

当初、結婚式は内輪だけの密やかなものにする予定だったが、偶然米ディスカバリー・チャンネル(Discovery Channel)から電話があったのをきっかけに、同社が大々的な式にしようと持ちかけ、400人以上が出席する大きな結婚式となった。結婚式の宴会に出た料理はカロリーに気遣ったヘルシーなメニューだったという。

結婚式の内容は、ディスカバリー・チャンネルにて、2002年のコメディ映画『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(My Big Fat Greek Wedding)』にかけて「マイ・ビッグ・ファット・メキシカン・ウエディング(My Big Fat Mexican Wedding)」と銘打った特別番組で生中継された。

ディスカバリー社以外にも、雑誌ピープル、Televisa、の他、グアダルペ市長とサン・ニコラス・セフェリーノ市長も結婚式の後援をし、日本やドイツ、アルゼンチンなどの報道機関も取材に訪れている。

マヌエル・ウリベさんは「まさか自分がこんな結婚式を挙げることになるとは、思いもよらなかった。自殺まで考えていた自分が、今は人を愛することを知った。まさに神の奇跡だと思う。妻を持ち家庭を持って、とても幸せ。これから2人で新しい冒険を始めたい」と結婚への幸せを語った。

ウリベさんの目下の目標は、「世界一減量した男性」として再びギネスブックに載ることで、ウエディングケーキには手をつけなかったという。

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