ウエディング用語辞典

ライスシャワー

ライスシャワー(rice shower)とは、教会式での挙式終了後に、教会・チャペルの外に出て来る新郎新婦に、ゲストがライス(お米)を降り注ぐセレモニーのこと。米は豊潤な恵みと子孫繁栄の象徴とされ、新郎新婦のこれからの人生が豊かさと子宝に恵まれることを願った欧米の伝統的な風習である。

欧米には同様に、新郎新婦の幸せを願って何かを振り掛ける習慣があり、花びらを蒔くフラワーシャワーや紙ふぶきを舞うペーパーシャワーなどがある。最近ではシャボン玉を吹きかけるバブルシャワー、風船を飛ばすバルーンリリースなどの新しいセレモニースタイルも考案され人気を博している。

セレモニー後の後始末に手間がかかるため、会場によってはライスシャワーなどの演出を禁止しているところもあるので事前に確認しておくと良い。最近はゲストが蒔いた後に散らからず拾って持ち帰られるように、お米をまとめて小さな紙やチュールなどでラッピングしたものもある。

ラウンドブーケ

比較的小さめの花材を丸い形にシンプルにまとめたものがラウンドブーケ(round bouquet)。数あるブライダルブーケの中でも最もオーソドックスなスタイルのひとつ。花が密集しているので可愛らしく華やかなブーケ。花材の種類や使い方次第でキュートにもシックにもアレンジでき、フォーマルでもカジュアルでも、どんなウエディングドレスにも合わせることができる。基本的に体型を選ばないが、小柄な女性にお勧め。また小ぶりに作ったものはブーケトスに使われることもある。

ラウンドネック

ラウンドネック(round neck)とは、丸く開いた襟元の総称で、正しくはラウンド・ネックライン(round neckline)という。最も基本的なものは首の付け根の線に沿ってカットされたものであるが、浅いくくりのものから深いくくりのものまで幅広く含まれる。ラウンドネックはベーシックなネックラインの形で、優しい印象を与え、襟元の開きを深くすると首を長く見せ、開きを広くすると小顔に見せる効果がある。

ラウンド・ブリリアントカット

ラウンド・ブリリアントカット (round brilliant cut)とは、宝石のカットの形状の一つで、最もスタンダードなダイヤモンドのカッティングスタイル。一般的な婚約指輪によく見られる形状。

切子のようにカットされたひとつひとつの面をファセットと呼び、宝石を上から見たときに中央から外側に向かって放射線に広がるようにファセットが配置されているものをブリリアントカットと呼ぶ。ブリリアントは「輝く」という意味があるが、宝石の輝きを引き出すためのカットであることからブリリアントカットと名付けられた。宝石を上から見た時のアウトラインのことをシェイプと呼び、アウトラインが丸いため、ラウンド・ブリリアントカットと呼ばれる。

ラウンド・ブリリアントカットは17世紀末ごろに発明された58面体のカットで、カットされたファセットから入った光を効率よく内部で反射させて輝きを強め、宝石の美しさを最大限に引き出すとされている。ダイヤモンドの品質を評価する基準の「4C」は、58面体のラウンド・ブリリアントカットのみが評価対象である。

ラッキーチャーム

チャーム(charm)とは小指の先ほどの大きさの金属製のミニチュアで、本来魔除け、お守りを意味する。チャームには数多くの形があり、それぞれに意味を含ませてお守りとして使われる。ラッキーチャームは幸運のお守りのことだが、ウエディングシーンではケーキチャームの演出のことをラッキーチャームと呼ぶことがある。

ケーキチャームとは、欧米に古くから伝わる結婚式の演出のひとつ。ウエディングケーキの下にリボンに通したチャームを置き、ゲストが順に引き将来を占うゲーム。参加者は主に未婚の女性のゲストの中から選ばれる。新郎新婦がケーキカットをする前に行われる場合が多い。

当たりのチャームを選んでおき、引き当てたゲストにプレゼントを贈る演出もできる。ケーキチャームで使用したチャームは、ゲストにお土産として持ち帰って頂ける。ケーキチャームと同様の演出に、ラッキードラジェやブーケブルズなどもある。

ラッキードラジェ

ラッキードラジェ(lucky dragee)とは、デザートのケーキの中にドラジェなどを数個仕込んでおき、当たったゲストにプレゼントを渡したりスピーチを頼むなどをする演出。当たった人は幸せになれるという欧米のジンクス。

本来、ドラジェを仕込むものをラッキードラジェ、インゲン豆などの豆を仕込むものをラッキービーンズと呼ぶが、何か当たりの入ったケーキやプチギフトのことを広くラッキードラジェと呼ぶ場合が多い。ドラジェやビーンズ入りのケーキは会場またはケーキショップに事前に依頼する。生ケーキのウエディングケーキにも、コースのデザートにも仕込むことができる。スイートサプライズとも呼ばれる。

ラッキービーンズ

ラッキービーンズ(lucky beans)とは、デザートのケーキの中に「ラッキービーンズ」と呼ばれるインゲン豆を数個仕込んでおき、当たったゲストにプレゼントを渡したりスピーチを頼むなどをする演出。当たった人は幸せになれるという欧米のジンクス。

ビーンズは豆だけでなく、ドラジェや飴など広くお菓子全般を指す場合も多く、当たりの入ったケーキやプチギフトの演出を広く意味してラッキービーンズということもある。

ラッセルレース

ラッセルレース(raschel lace)とは、 ラッセル編機という経(たて)編機で織られる編レース。ナチュラルな生地を織りながら、同時に上に柄を編み出していく編み方で、従来の編機よりも薄く平らに仕上がる。最近では技術が進み、繊細で高品質なレースを編むことが可能になり、高級レースのリバーレースに近い精巧な柄を出すことができるようになった。非常に早いスピードで編むことができ、安価で大量生産が可能。ウエディングドレスの素材としてもよく用いられている。

ラッフル

ラッフル(ruffle)とは、襞飾り(ひだかざり)のこと。ギャザーやフレアーを入れたり、プリーツを畳んだりして、ひらひらと波打たせたもので、ドレスやブラウスなどの襟元や袖口などの布端や、ヨークという切り替え布の下布に見られる装飾。フリルと同じ意味だが、一般的にフリルよりも幅の広いものを指す。ラッフルとは、「波立つ、しわになる、ひだになる」という意味がある。

ラメクロス

ラメクロス(lame-cloth)とは、ラメを用いた織物のこと。ラメとは金糸や銀糸などを織り込むことで金属的な光彩を放つ布地。イブニングドレスなどのフォーマル用の素材として使用される。ウェディングシーンでは、お色直しのカラードレスで良く用いられ、再入場時のスポットライトの光でキラキラと煌めき、幻想的な美しさを演出できる素材。

ラメは「金属糸」「メタリック・ヤーン」「メタリック・スレッド」などとも呼ばれる。金属糸は、昔は本物の金や銀を薄く伸ばし箔にして、絹糸などと撚り合わせていたが、現在ではポリエステル・フィルムにアルミをメッキで蒸着したラメ糸を使用することが多い。

ラリエット

ラリエット(lariat)とは、留め金のない長いネックレス状の飾りで、新しいスタイルのヘッドドレス。髪に編み込んだり、二重にして頭上に飾ったり、 ロングへアに這わせたりと自由なアレンジができる。本来は、ネックレスとして使用するアクセサリーで、留め金具を使わずにマフラーのように首の前で結んだり巻き付けたりして留めるもの。

結婚式ではネックレスとして、披露宴ではヘッドドレスとしてアレンジするなど、2WAYで使えるラリエットもある。パールやビーズなどのスワロフスキーを使用して手作りする花嫁もいる。

ラリエットは英語で、カウボーイが投げる動物を捕獲するための「投げ縄」、「動物を繋いでおく」といった意味の単語だが、形状が似ていることからラリエットネックレスと呼ばれる由来となった。

ランクアップ

結婚式や披露宴の最初の見積もりやセットプランに含まれるアイテムをグレードの高いものに変更すること。料理やドリンク、衣装、装花、装飾、テーブルコーディネート、引出物、引菓子など、会場によって様々な変更可能アイテムがある。ランクアップに応じて各々追加料金が発生する。

セットプランに含まれるものは、一般的なグレードもしくは最低限のボリュームしかない場合がほとんどで、幾つかのアイテムはランクアップをすることになる場合が多く、後々見積り額が増加してしまう傾向にある。

【出典:ウエディング用語辞典
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